目覚めると母親が帰って来ててテレビを見ていた。
何気なく玄関に行き、向かって引き戸の左横の壁に備え付けられた窓を
開けて外を眺めてるとライオンのメスがこちらに向かって歩いて来る。
僕は驚いて窓を閉めたら、ライオンの気配は無くなった。しかし今度は
男性の姿がガラス越しに写った。再び窓を開けたら調子よさそうな性格
の長身の男がいた。僕は咄嗟の判断で男を逆さまにして、外の排水溝に
頭を入れ、ホースから水を出し、男を窒息死させようとしたが、許して
くれと懇願するので許してやり、家へ上がらせてやった。
しばらく母、姉、妹、僕で、男と話していたんだが、後からぞろぞろと
男の家族もやって来た。男の家族構成も僕と一緒で母、姉、妹だった。
しかも奇妙なことに偶然だが、微妙にうちの家族と顔が似ていた。
男の家族はお礼に料理を作ると言って、ポテトサラダ等を振舞ってくれた。
僕の妹と弟が、おもちゃの銃を男の家族に向けて遊んでて、楽しい時間を
過ごした。食後、後片付けも男の家族がこなした後、もう帰ると言い出した。
なんか少しばかり寂しい思いにかられる僕だった。
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